
2年生のエポック授業では、編み物がありました。子供たち自身で編棒から手作りし、息子にとっては初めての編み物でした。編み方を教わり、白い毛糸で編み進めていきますが、子供たちは何を作っているのか分からなかったそうです。そして、白い四角い布ができ、先生にお渡しして編み物の授業は終わりました。
そして学年末のつどいの日。
その四角い布は、先生がかわいいうさぎにして、クラスのみんなにお渡ししてくださったのです。
『僕たちはみんなで、このかわいいうさぎを作っていたんだと、その時はじめて知ったんだ。まるで先生の魔法のようだったよ。』
6年生になった息子は、大切にしまっているその白いうさぎを見ながら、思い出を語ってくれました。そのうさぎを見るだけでその時の感動や嬉しさ、幸せな瞬間が目の前に甦るようです。この土曜クラスの先生の魔法は、今でもとけていなくて、心の奥の温かなものとして、いつもそこにあるのだと感じます。
※授業内容はクラスによって異なります。